ベネチアの朝も早く目覚めました。
通常は明け方寝て昼前に起きる生活なんだけど、この旅行中はアラカンらしく日の出前に目覚めてしまう。
目を覚ますと狭い部屋、亀裂の入った壁など眺め、「やっぱりヤダなあ」と思ったので、とりあえず予約を取ってくれたHISに連絡をすることにしました。
ベッドの上にパソコンを開いて、パリもベネチアもホテルが良くないと報告。日本との時差は8時間なので、早めに連絡しないと業務時間が終了してしまうと思ったので急ぎました。
もしローマのホテルもこのレベルだったら変更できないかと、願いを込めて。

運河を眺めながらの朝食
8時になっても息子は起きず、一人で朝食へ行くことに。
朝食の場所はどこかフロントで聞くと「あっちの方」と指をさされたけど、わからない・・・
なんと、一度建物を出て隣の建物の入口を探さなければならなかった。全然「あっち」じゃないわ(翌日も迷う)
朝食の会場はそんなに広くはないけれど、テーブルはゆったりしていましたね。
運河が見える席でぼーっと朝食をいただく。

食後もぼーっとしながらフロントに行き、ダメ元で部屋の変更を願い出る。
すると意外にも「OK、できるけど理由は?」と聞かれました。翻訳ソフトなので、「汚い」なんて表現することはできず「狭い」と言ってみました。フロントの方がパソコンを操作してから「120ユーロ追加」と言います。なんだ追加料金とるのかしょうがないな・・・いや、今私は「狭いのがいや」と伝えた。2万4千円追加料金払って広いけどボロい部屋だったら残念すぎる!
「ちょっと考えます」と応えて部屋へ戻りました。
リアルト橋から見る美しい運河

ベネチアは子供の頃から憧れの地でした。色々とじっくり探索したいけれど滞在は一日しかない・・・
水上バスで訪れるのは「ムラーノ島」一択にします。
その前にホテルの周辺を適当に歩くことにしました。
ベネチアでは地図を頼りに歩くより、狭い路地を冒険するように歩く方がこの地の魅力を感じられると思います。
ちょうどカーニバルの期間中だったので、仮装した人々とすれ違い狭い路地も華やいでいます。
どこをどう通ってきたかわからないけど、目の前が開けたらそこは有名な「リアルト橋」!
きゃー。これが有名なベニスの代表的な景色~♪

曇天&雨パラパラなのが残念。晴れていたら美しいエメラルドグリーンの運河とカラフルな建物が素晴らしいんだろうな~
運河沿いのカフェに入ってみたいなあ~(これ、本当に後悔)
しばらく運河沿いを歩いてゴンドラを見たりして一度ホテルに戻ります(トイレ休憩)
サンマルコ広場に出るとドゥカーレ宮殿やサン・寺院の入口に行列を発見。
(今思うとそんなに長い行列ではなかったようですね。GoogleMapのストリートビュー見たらすごい行列でした。どこもかしこも人が多く、冬に行って良かったです)
ヴァポレット(水上バス)でムラーノ島へ
路線を調べて、ヴァポレットのチケット購入(息子が)
歴史的建造物の中に入るのは諦め水上バス乗り場へ。
路線が色々あるので、どこ行きに乗ればいいかとかチケット購入は息子に任せる(快適~♪)



ヴェネツィアンガラスの聖地「ムラーノ島」
ムラーノ島へは水上バスで40分くらいで到着。
船を降りると待ち構えたようにボタボタと大粒の雨が降ってきました。下船した人たちが逃げるように入って行った建物に私たちも入ります。
そこにはベネチアングラスのあらゆる作品が並んでいました。
見慣れたガラスのリングやトンボ玉のネックレス、ミルフィオリのフュージングで作られたフォトスタンドなど。
私はバーナーワークをやっていて、ガラスアクセサリーを作っているのです。だから本場のこのムラーノ島でベネチアングラスを見るのは夢でした!
CAM Vetri d’Arte S.r.l. – Murano Glass Factory
今思うと、もっと詳しく見学すればよかったですね。シーズンオフだからか、人がほとんどおらず・・
雨が弱くなってきたので、島のメインの運河通りに進みます。

運河を挟んで両岸にベネチアングラスのお店がずらっと並んでいます。どのお店のショウウィンドウにはカラフルなガラスの作品が並び、目が泳いでしまう!ガラスのグラス、オブジェ、アクセサリー。
特にアクセサリーは参考にもなるので見入ってしまうのですが、、どれか購入しようかなと思ったけれど数が多くてどれもこれも欲しい!になってしまう。そしてそれが「作りたい!」になってしまう。

なので、一旦気持ちを落ち着けるために丁度お昼どきだからランチすることにしました。



運河の反対側にレストランがあったのでそこに入ることにしました。
お客は誰もいなかったのでのんびり運河を眺める窓側の席を選びました。
日本でも馴染みのあるイタリアンのメニューだったのであさりのペペロンチーノやラザニアなどをオーダー。
今考えると、イタリアでいただいたパスタの中でここが一番美味でした。
価格設定は、観光地にしてはかなりお安いのでは?2人で25.5ユーロ(席代、チップ込)でした。
少ししたら、後ろの席にグループが入ってきたのですが、日本人シニア達と日本人ガイドさんでした。
ガイドさんが、レストランでのオーダーの仕方や旅行中の注意点・豆知識を案内をしていたので、イタリアについて全く予習をしていなかった私は心の中で「ラッキー❤」と聞き耳をたててしまいました。
Ristorante Da Tanduo
ガラス工房巡りと美術館
食後は「工房」を見学したかったので、島の少し奥の方に行ってみます。
ショップ街からは離れて住宅街に入ったのですが、その佇まいに懐かしさまで感じてしまう景色でした。
若いころにここに来ていたら、どこかの工房に修行に入りたいと本気で思ってしまったんじゃなかろうか?
うわ~住みたいなあ、なんて、別の人生考えてしまいました。
着いてみると「休憩中」と看板が出てました。個人の工房なのでお昼休みなのかな?残念!
近くにガラス美術館があるので、そちらに行ってみることに。そこはなんと「学割」があって、息子は学割で入場券買ってました。(学生証提示)
昔のガラス食器から、古代のトンボ玉まであってとても興味深かったです。
ムラーノ・ガラス美術館
その後は実演しているという工房を訪れてみましたが、そこも人が居ず外から覗いてみた程度で諦めました。
またショップを1軒ずつ眺めながら水上バス乗り場まで戻りましたが「何も買ってない!」
どうしよう、またお店を見るには足が疲れたし、何が欲しいかまとまってないし。。。
と、振り返るとベネチアングラスの露店がありました。
何気なく見ていると、1つの商品に目が留まる。大きさも機内持ち込みバッグに入りそうだしこれだ!と決めました。
価格は値切らせていただきました。私もガラスを扱うので、適正な価格はだいたいわかりますので。。
ただし、作家さんの技術を敬うべきなので値切りすぎは禁忌です。

ただ、1ユーロ198円なので日本円にすると倍・・・

どっしりしてるから壊れにくそう
売り子の男の子に、これはムラーノ島で作られてるのか確認して、「ここに住んでいるの?」と聞くと、船でここまで通っていると言ってました。
サンマルコ広場のカフェと日没の運河を堪能
帰りの水上バスに乗っていると、雨は上がってきたので外に出てみました。顔に冷たい風が当たり涙が出てくるけど気持ちよかった。晴れていたらエメラルドグリーンの海上が絶景なのだろうな~

ゴンドラに乗る前に
サンマルコ広場周辺に戻り歩いていると、「ゴンドラ~」と声をかけられます。
料金は一律90ユーロ(現金払いのみ・一隻の料金)だと思っていたんだけど、それ以外のコースもあるらしく、説明を聞いていると・・
90ユーロはその辺を漕ぐだけ、運河に入ったり希望のスポットに行くには185ユーロだよ~と言うのです。
息子がリアルト橋を見に行くのは?と聞くと「あの辺りは船がいっぱいいるから危険、転覆」と言われました。
あと、楽器の演奏付きや歌ができるゴンドリエーレ(漕ぐ人)だともっとお高いです。
私はゴンドラのために現金90ユーロは確保していたけど、185ユーロはないわあ。(羽田で両替した時2万円で100ユーロにもなりませんでした)
息子がホテルに現金がいくらかあるかもと言うので、一度ホテルに戻ることにしました。
まだ夕方で、どうせなら日没にゴンドラに乗ろうと、少し休憩することに。
ちなみに、日没過ぎて夜景になると乗船料は110ユーロです。

サンマルコ広場でコーヒータイムの失敗
サンマルコ広場のテラスでコーヒー飲もう♪と、広場前のコーヒーショップに入りました。
お店は小さく、テーブルが3つあったけど人がひしめき合ってコーヒー飲んでました。
カプチーノを注文してカップを受け取り「外に出ていい?」と聞くと首を振られました。
仕方なく、席もないから立ち飲みしていたけど、この狭い空間に人がどんどん入ってきてぎゅうぎゅう。
別の店員さんに「外に出たらだめか」ともう一度聞いてみると、険しい顔でまくしたてられた。
怖っ、でも外で飲んじゃダメなことはわかったから、飲みかけだったけど店を出る事にしました。
サンマルコ広場の歴史的カフェ
テラスは共用スペースで、お店で買ったコーヒーなどを自由に飲食できると勘違いしていました。恥
サンマルコ広場のテラスは歴史のあるレストランのテラス席。(先に調べておけよ)
座るとすぐさま蝶ネクタイの渋い男性がニコニコとやってきてオーダーを聞いてきます。カプチーノを頼んでカフェタイム仕切り直しです。
あの完璧な身のこなしは?と思い、帰国してから調べてみました。
ベネチアのサン・マルコ広場など、イタリアの伝統的なカフェやレストランで格式高くオーダーを取る男性の給仕人は、主に以下のように呼ばれます。
カメリエーレ (Cameriere)
イタリア語で「ウェイター」「給仕人」を指す最も一般的で標準的な言葉です。
マエストロ・ディ・サラ (Maestro di sala)
「ホールの巨匠(マスター)」という意味の言葉です。
給仕人たちを統括するヘッドウェイター(給仕長)やマネージャークラスの男性に対して使われる敬称です。
まさに給仕は一流でした。心が晴れやかになるような笑顔も最高ですね♪


パリで買ったマカロンを茶うけに
カプチーノとアメリカ―ノでお会計は31ユーロでした。
最初に入ったカフェはコーヒー1杯4ユーロだったので4倍くらいの価格になりますね。でも優雅な気分を味わえるのと、歴史的建造物の広場でゆっくり寛げるのでこの価格は納得です。
お店の中にも入ってみたかったので、おトイレお借りしました。ゴージャスで素敵な空間でした。
Caffè Lavena
カルネバーレ・ディ・ヴェネツィア (ベネチアのカーニバル)
滞在中がカルネバーレ・ディ・ヴェネツィアの開催中だったので、サンマルコ広場には豪華な衣装と仮面を纏った人々が歩いていました。狭い路地でも仮面の方とすれ違うと、異空間に迷い込んだような気分になります。




幻想的な運河めぐり
日が暮れてきたのでゴンドラ乗り場へ再び。
実は先ほど言われた現金185ユーロは母子合わせても足りなかったので、交渉することにしました。
ゴンドリエーレお任せで運河をめぐる30分で、125ユーロになりました。
ゴンドラに乗ったときは少し明るかったけど、どんどん日が暮れて幻想的な光の中、運河を進みます。
「SON?MOM?」と聞かれツーショット写真を撮ってくれました。
息子よ、母なんかと一緒でごめんよ、ハネムーンかなんかで再訪してくれ。


中学生の頃に見た「リトルロマンス」という映画で、ダイアン・レーンが初恋の男の子とベネチアに家出旅行してゴンドラに乗るというシーンを観た時からの夢も叶いました♪
狭い運河の角を曲がるときはゴンドリエーレの巧みな技に感嘆。カンツォーネでも聴きたいなあと思ったけれど、ゴンドリエーレって実は歌わないんですよね。映画とかドラマの影響で歌ってくれるイメージあったけど、歌手ではないんですもの。
よっしゃ自分で歌おう、とサンタルチアを歌ってみる(かなり小声で。一応イタリア語で歌える)。

ゴンドラに乗り始めると辺りはだんだん暗くなり、その代わりに建物にあかりが灯りはじめます。運河に映ってとても幻想的。

ベネチアは一日じゃ足りない!
ゴンドラの後は夕食の時間なので、息子がレストランを探して予約してくれました(超快適~)。
HIS からも、朝メールをした返信が来ていてこちらの気持ちを慮ってくれたことに感謝。
細い路地を歩いて予約したレストランへ。人気があるのか、店の前はたくさんの人が待っています。
予約してあるので並んでる人より先に案内できるけど、ちょっと待っててとシャンパングラスを渡されました。
周りを見ると、この店のウエイティングシャンパンで上機嫌になってる人々が。
入る前から気持ちの良い店♪


永遠に無くならい料理
トラットリアは日本でいえば家庭的な居酒屋って感じでしょうか?
若くて愛嬌のある店員さんが元気にオーダーを取りに来る。活気にあふれるお店ですね。
周りのテーブルを見るとすごいボリュームのお皿が狭いテーブルに詰め込まれてる。
気になるメニューがたくさんあるけど、一皿が大きいからまず2つ頼んで追加していこうということにしました。
だけど、食べても皿が開かないので結局2皿のみになってしまった。。。
はっ、そうだ、昼ごはんのときに後ろのテーブルのガイドさんが、メニューに書いてなくてもハーフやクォーターサイズでオーダーできるって言ってたんだ!
お腹いっぱいで、ワインのボトルが開くまでチラチラと周りを見ていたら、この大きさのお皿のパスタをシェアではなく一人ひとりが食べてるし、次から次へと料理を頼んでるし、うちより後から入ってきたのにあっという間に食べ終わり出て行くし・・・羨ましいよー


何人分だろと思ってたら、隣の席の人はこれを一人で食べてました。
店員さんの感じがすごく良く、また行きたくなるお店です♪
La Piazza
開放的な夜の空気に誘われて


ホテルに戻る前は再び夜のサンマルコ広場の空気を満喫。
ホテルは今日はなぜかバスルームの悪臭がひどいので、2日連続でシャワーは断念。
お掃除もベッドメイキングもきちんとされているので、やはり建物が古いからなんでしょうね・・・
シャワーしないのでボディシートを探しにホテル近くの小さなショップへ一人で行ってみました。
が、日本のコンビニのようにそんなに便利なことはなく、お店の商品チェックしただけで外に出ました。
隣のガラスショップが気になったので明朝見てみることに。
明日はベネチアからローマへ移動です。
翌日はこちら👇








